宮木商事の社員には卍解を習得してもらいます。




新しく入社してくる魔法ドライバーの皆さんには、うちに来たからには必ず幸せにしますと伝えています。

けど、幸せって何でしょうか。新入社員の段階から年収2,000万円あって、会社からレンジローバーが支給されて年間休日280日で一日三時間勤務、三食昼寝付きで経費使い放題という待遇で迎えたら、彼らは幸せになれるのでしょうか。間違いなく最高の気分だと思います←

冗談は置いておいて、結論から言うと人間は与えられたものだけでは一瞬気持ちよくなるだけでもっとくれってなっていく一方です。なので、宮木商事では自分で好きなだけ気持ちよくなることが出来るような実力を付けてもらう環境を提供しようと思います。

給料っていうのは、社会に対して、会社に対して提供した価値の対価です。つまり、自分の社会的な価値を上げれば給料は上がるということです。

けど、自分の価値ってどうやって上げるんでしょうかね。ぶっちゃけ俺も分かりません。だから俺は本を読んだりセミナーに出たりして勉強するのです。少なくとも勉強して実践することで自分の価値は上がっていっていて、それが少しずつ結果として出ているのかな?って思います。

それを、社員の皆んなにもやってほしい。皆んなそれぞれ長所や能力があるけど、それを引き出す術を知らない。そしてその唯一の方法は勉強と実践を繰り返すことです。

しかしながら、勉強してって言って勉強することが出来るのは、昔から勉強する習慣がある人だけです。なので、まずは宮木商事で勉強することの大切さを教え、自ら学ぶ習慣を身につけて欲しいので、その仕組を作っていこうと思います。

ところで、BLEACHって漫画知ってますかね?俺あの漫画大好きで、ざっくり内容を言うと皆んな斬魄刀って刀を持っていて、その能力を引き出して敵と戦っていく漫画なんですけど、その能力を引き出すプロセスが始解、そしてその先の更なる能力の解放を卍解って言うんですよ。

それぞれが皆んな、それぞれの斬魄刀を持っているのですが、その鍛え方を知らないし、そしてそれを鍛えようという発想が無いし、そもそも自分が斬魄刀を持っていることすら知らないんだと思います。

もしも宮木商事に、自ら学んで勝手に卍解に至るような向上心を持つことは当然のことだという企業文化が根付いたらこれ凄いことになりますね。護廷十三隊の出来上がり。(護廷十三隊とは、斬魄刀持ってる人らの中でもめっちゃ強い人達のこと。説明が雑)

正直、ハイエース運転してるだけじゃあ給料上がりません。今月はたくさん走ってたくさん残業したね、その分プラスアルファで付けておくね、で終了です。学問の世界でもスポーツの世界でも、そして恐らくビジネスの世界でも、勝てる人って自主的な努力が出来る人だと思います。それか圧倒的な天才か。

最初から卍解出来る天才じゃないなら、卍解出来るように一緒に学んでいきましょう。という訳で、今まで俺が学んできたことを社員に伝えていく勉強会的なものを開催していこうと思ってます。俺もまだまだ未熟だけど、少なくとも宮木商事に来てくれた人達は俺から何かを学べると期待してくれているのだと思いますし、もう俺から学ぶこと無いわって感じならそれこそtime to say good-byeです。

手探りですが、皆んなと一緒に学んでいく時間、いや、その前に学ぶ習慣を身につける時間を作っていきます。

とは言いながらも、うちはあくまで運送会社なので、ただ運送の仕事が好きだから来たって人もいると思います。なので、ドライバーだけを極めたいという人や、勉強することの大切さを説いても「いや、俺そういうのダリィんで」って人には参加を強制しません。ドライバーという枠に収まりたくない社員は、どんどん卍解していきましょう。




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