結局要領のいい人が一番強くて凄いんだよね、ってことはない。




僕は新卒で一部上場企業の商社に入社しました。そこでは約5年間勤めたのですが、やっぱりいるんですよ、組織の中で目の敵にされる人種が。まぁ俺のことなんですけどね。

ぶっちゃけ自他共に認めるクソ社員でしたし、そうなった原因は結構自分にあるのですが、それにしても一旦クソ社員のレッテルが貼られるとこれはもうほぼ挽回不可能。成果を上げても同じような成果を上げた人と同じように評価されることはありません。よく人生はマラソンに例えられ、人生とはマラソンのように長く云云かんぬんってよく言われてるんですが、実はこの言葉の本質って一度脱落したら先頭グループに戻るのはめちゃくちゃエネルギーが要るというところにあるという言葉を聞いたことがあり、言い得て妙であると思いました。

なんやそれめっちゃ理不尽やんけ、って思いますし、社長がこんなこと言っちゃいけないんでしょうけど、この世の中ってどうやら良くも悪くも一旦貼られたレッテルは中々剥がれないようになってるみたいです。

確かに、一事は万事って言いますよね。仮にあなたのパートナーがたまたまドぎついSMモノのビデオを観ていてその瞬間を目撃した時に、「いやっ、これはアレだって、たまたま開いちゃって、そう、たまたまだよ、たまたま!ははは、何だよこれ、ほんとにこんなの観るやつって馬鹿じゃないの気持ちわりぃ!」とか言ってる人はだいたいその一回だけではなく習慣的にSMモノばっかり観てます。その瞬間からあなたのパートナーにはSM紳士というレッテルが貼られてしまうでしょう。

自分の担当先の顧客から、「宮木さんマジでクソなんだけど、担当変えてくれません?」って電話かかってきたら、「おえ宮木お前他のお客さんにもやべぇことしてるんじゃねぇやろな!?おぉん!?」ってなる訳です。仮に他のお客さんとは良好な関係を築いていたとしても、時既に遅し、あなたはだめな社員のレッテルを貼られました。そうなったら信頼回復までものっすごく時間と労力がかかります。

なんでこの世のなかってそうなってるんだ?って遣る瀬ない怒りが湧いてきましたが、これを心理学的な実験を用いて説明している本があります。これです。

世の中どうやって要領よく立ち回っていくかが書いてある本です。人間の本質的な心理を解説していて、今まで感じていた疑問ややり場の無い感情の正体について、あーなるほどねってなります。

まぁ世の中の仕組について嘆いていても仕方ないので、その中でどうやって生き延びていくかを考えていかなくてはいけませんね。

僕のビジネスで言うと、荷主からあの業者は使いづらいとか、文句ばっかり言うとか、従業員が野糞するとか思われたら中々その印象を覆すのは難しいってことです。なのでドライバーは、荷主の想いを大切にすること、要望に最大限応えること、会社の顔という自覚を持って現場に出ることがとても大事なのです。

でも俺、そんなに要領よく出来ないっす…って人も多いと思います。正直自分もそんなに要領いい方ではありません。そんな人はどうすればいいかというと、誰からも好かれるような人格者になることが大事なのかなと思います。

あいつちょっとトロいけど、憎めないんだよね的な感じです。要領よくても中身が伴ってなかったらすぐメッキは剥がれます。けど、人格を磨くことで周りから持ち上げられていくのではないかと思うので、やはり人として成長していくことって大事ですね。

結局俺は何が言いたかったのでしょうね。人として成長することは大事ですってことかな。書いててよく分からなくなってきました。




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