【一章】ワーホリファーム実録〜ファームジョブエージェントは使うべき?の是非




待望のワーホリ体験記続編です。前回の記事はこちら。

 

わずか数日でファームジョブをゲットした自身の幸運に、パース市民憩いの場・キングスパークでマフィンと珈琲をしばきながら、ただ、感謝。さて、無事ファームジョブを見つけた俺氏。仕事が決まるやいないや現地までの交通手段を確保する俺氏。エージェントから言い渡された場所は、QLD州ファームの聖地…ではなく、穴場スポットのAyrという街でした。

シェアメイトとの別れを済ませ、パースからはブリスベン、タウンズビルと飛行機で乗り継いでいきました。ブリスベン空港では、宿泊費節約のため、空港内のロビーの金属のベンチの上で宿泊。熟睡できず翌日のフライトまで何度も目が覚める地獄。仕方ねぇ、今は出て行くお金を減らさなくちゃいけないんだから。

タウンズビルからAyrまで色々歩き回りつつもバスで向かい、エージェントから指定された場所で待機する俺氏。その街はウエスタンな人ばかりだったけど、待ち合わせの場所にはもう一人東洋人の男性がいて、その彼こそ今後ファームライフを共に謳歌するY氏でした。

とりあえず、クッソ重たい荷物をひきずって近くのスーパーへ。何故かエージェントからは一週間分の食料を確保しておくように伝えられたのですが、実はこれファームが最寄りの街、つまりAyrから100km以上離れているど田舎なため。そもそもAyrもレッチリのcaliforniacationがよく似合う寂れた街なのですけど、ファームの辺りは文字通り何も無いところなので、一週間に一度しか買い物に来れないためだとか。

 

Y氏と協力し買い物を済ませました。我らが思い出の寂れたウールワース。約束の時間まで、彼とこれまでの海外生活とか生い立ちとかそういう話をして時間をつぶしてました。

…が。待てど暮らせどお迎えが来ない。不安になる僕。暗くなる空。

俺氏「え、これ、大丈夫っすかね?」

Y氏「ん〜、もしかしたら、これ詐欺かもしれないね〜

俺氏「はい?」

Y氏「いや〜、実はね〜、あるんだよね〜、こうやってお金だけ貰ってドロンするエージェント

聞くところによると、彼はニュージーランドでのワーホリも経験しており、こういった詐欺も山のように見てきたとのこと。エージェントにお金振り込んで現地向かっても、やっぱり仕事無くなりましたスミマセン☆ってなることは決して珍しくないとのこと。

実は、シェアメイトにfacebookで仕事見つけたって言ったら、「それ大丈夫!?ちゃんと調べた!?そういう詐欺めっちゃ多いよ!」って言ってたような…。時計が進むにつれ後退していく僕のテンション、希望。いつしか、もしも来なかったら今晩どこに泊まるかなぁとか、ここでファームの仕事探せるかなぁとか、もう騙された前提で物事を思考するようになっていた。

色々暗ーい気持ちになってましたけど、まぁ結局、来ました。お迎え。待ち合わせの三時間後に。なので詐欺とかそういうのではなかったのですが、ちょっとこの仕打ちはひどすぎる。俺氏一人だったら確実に心折れてた。Y氏の言う、エージェント詐欺事件も俺氏の人間不信の加速に拍車をかけた

そして、ここに来てやっと本題です。ファームジョブを探す際にエージェントを使うべきかどうかって質問の答えなんですけど、個人的には使わない方がいいと思います。もちろん良心的なエージェントもいるでしょうけど、人の体験談聞いたり色々とブログ読んでると、エージェントの誇大広告に騙されたとか、給料貰えなかったとかそういう話は珍しくありません。

僕の例は本当にたまたま上手くいったというか、運良くちゃんと仕事をくれるエージェントだったのですけど、総合的にはあまりエージェント使ってよかったって話は聞かなかったですね。クソ高い情報商材売りつけてくる連中は名前ググれば大体ヒットしますけど、エージェントに関しては情報が無さ過ぎて信頼できるかどうかの判断が非常に難しいです。

なので、やはり一番オススメする方法は自力で見つけることです。車でファームに飛び込んで仕事もらうってのが一番手っ取り早く確実らしいですが、車が無ければバスとかでファームジョブがある街に行って、そこのバックパッカーなどで仕事を紹介してもらうっていう方法もあります。WA州のファームだと、カナナラ、ドニーブルック、バンバリー、ジンジンあたりが有名どころでしょうか。そういうのが優良ファームを発掘する方法ですね。

ちなみにグループとかで「ファームの仕事ありませんか?」って投稿しても、反応するのは9割方エージェントでしょう。実際に優良ファームを自力で見つけて、その情報を赤の他人に無償で提供してくれるのはかなりのレアケースです。日本人を一番騙している人種は、実は日本人という話を聞いたような気もしますが、あながち間違いでも無さそうですね。同じ日本人同士助けてくれてもいいじゃないかって精神につけ込むのが詐欺師のやり方ですので注意しましょう。

あと、体験談を聞くと、ファームを探していた時期は辛かったけど、後から振り返るとその辛かったこともワーホリのいい思い出だと言う人がほとんどですので、もしも僕がもう一度ワーホリをやり直すならば、今度は自力でファーム探すだろうと思います。

以上、エージェントに甘えて金に物言わせてファームを見つけた俺氏から、エージェントは使わない方がベターという記事でした。実際には優良なエージェントも確かに存在するのでエージェント、ダメ、絶対とは言いませんけどね。

俺氏のファームライフはここから始まりますが、お迎えに来た韓国人に、「オイ貴様コラ!今何時やと思っとんのや!オセェぞゴルァ!!」ってつい言っちゃってから、初日から地獄が始まるとは誰も知る由も無かった…!

 

つづきます。




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