ローカルジョブでキャリアアップ!?ポジションとシフトをつかみ取れ!




以前、何故ローカルジョブがいいのか、そしてそれをゲットするためにはどうすればいいかについて記事を書きました。ここまでヨイショしたローカルジョブですが、なぜかローカルジョブを続けているのにお金が貯まらない人が存在します。高時給のローカルジョブでなぜそんなことが起こるのでしょうか。

 

高時給の落とし穴。給料とは、時給×労働時間

 

さて皆さん、高時給に釣られて大事なことを見落としてないですか?日本でも家庭教師のバイトとかだと時給で2,000円くらいもらえますけど、実際は1時間だけしか授業が無かったりして結局稼げないってことがありますよね。それがローカルジョブでも同様の現象が起こります。時給25ドルの仕事をゲットしても、週に10時間しかシフトに入れなかったら25ドル×10時間で250ドルしか稼げない訳です。

 

シフトはデキるやつに集まる

 

もしあなたがオーナーだとして、時給25ドルを払わなければいけないとしたら、仕事が遅いやつと早いやつ、どっちに給料を払いたいですか?当然ながら後者ですよね。例えば皿洗いの仕事なら、より早く皿を洗える人に多くシフトが割り振られ、残りの人はそのおこぼれのシフトを分け合う感じになります。早い人は38時間フルでシフトに入れて、他の人は10時間だけ、とかはザラにあります。自分はデキるやつだ、とアピールしなければどんどん仕事は奪われていくのです。

処世術は基本的に日本と同じ。ガンガンアピールすべし

 

職場での生き残り方は、基本的に日本と同じです。いかに自分が有能かをボスにアピって仕事を回してもらうしかありません。例えば僕の場合は、キッチンハンドという皿洗いと調理補助のポジションからスタートしたのですが、クビになったレベルから洗い物は皿洗いモンスターの異名を得るレベルに進化しましたし、野菜を切る時にもすぐに終わらせて、次の仕事は無いかとシェフに仕事を貰いにいきました。そうするうちに同僚やボスからの信頼を得ることが出来、キッチンハンドの頂点としてのポジションを確保できるようになりました。

 

せっかくならスキルを磨こう

 

しかし、延々と皿を洗ったりシェフの手伝いを続けるのもつまらなくなってきた僕。次に狙ったのはシェフのポジションでした。その頃にはキッチンハンドとしてかなり余裕も出てきたので、休み時間や休日を利用して、料理を教えてくれと頼み込みました。仕込みやstaff meal(まかないのこと)を作らせてもらったり、暇な日にはお客さんに出す料理を作ったりもしました。そうやってシェフとしてのトレーニングを受けさせてもらい、カジュアルのアルバイトからフルタイムの正社員の契約書にサインをして、晴れてシェフデビューです。

普通なら、何百万もお金を払って専門学校で料理を学ぶのですが、なんとお給料を貰いながら料理を勉強できるようになりました。この頃にはクビになる心配もしなくなったし、料理スキルを身につけられましたので、このポジションはキッチンハンド時代の誠実な勤務態度が報われたものだと思っています。なお、ここはギリシャ料理のレストランなので、僕の料理の基礎はギリシャ料理になります。超美味しいですよ、ギリシャ料理。

 

二回目以降のローカルジョブハンティングは超イージー

 

さてさて前回は皿洗うのが遅過ぎてクビになったって記事書きましたね。実はそこからまた仕事探しがんばりました。僕にとっての実質初めてのローカルジョブは、フレンチレストランでの皿洗いです。クビになった最初のレストランの仕事を見つけるまで1週間、フレンチの場合も1週間かかりましたが、その後のギリシャレストランではオーストラリアでの職歴があるので2日程で仕事が見つかりました。運の要素も絡むのですが、西洋文化では経験を非常に重んじるので、職歴が0と1では雲泥の差があるのです。

残念ながらギリシャレストランは事情があって辞めてしまいましたが、今度は皿洗いとしてではなくシェフとして仕事を探せるので、皿洗いより貴重な技術を持つ人材として扱われます。その後オーストラリアンカフェのシェフの仕事に就いたのですが、これは本当に仕事を探し始めて1日で仕事が見つかりました。この頃には仕事探しの要領やメンタリティも心得ており、レジュメの内容も貫禄が出てきてましたね。多分僕はシェフとしての才能がある方なので、この職場ではキッチンを支配する者として君臨していました。

イヤになったら辞めてしまおう

 

せっかくあなたは海外に来ています。それでも、仕事でイヤなこともあるでしょう。そんな時はもうソッコーで辞めちゃってもいいと思います。なんで海外に出てきてまで我慢せねばならんのか。いや、せっかく苦労してゲットしたローカルの仕事だから…って気持ちも分かりますが、前述の通り職歴があればすぐ仕事は見つかります。大体3ヶ月くらい働いてればカジュアルジョブの職歴として見なされますが、恐らく何で辞めたの?って聞かれることもありますが、そこは臨機応変に対応して下さい←

まとめ

 

以上、僕が皿洗うの遅過ぎてpretty shit(まじでクソ)って言われた頃から、オーストラリアンカフェの料理長まで登り詰めた簡単な流れです。日本でそれなりの企業でサラリーマンやってた世渡りの経験が活きましたね。せっかくゲットしたポジションですから、しっかり守って欲しいと思います。けれども、あくまでワーホリや海外生活を楽しむことも忘れないで下さいね。




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