いい加減福井の大雪も飽きてきた。




時もと福井の大雪が半端でないことは既に日本国民の皆さんならご周知のことでしょうし、日本のニュースの英語サイトにも福井の大雪で1,000台以上の車が立ち往生したことは既に記事になっています。

弊社が被った被害としては、定期便の仕事が数日間お休みになったことくらいなもんで、後はひたすら除雪とハイエースならではの特急便の仕事がひたすら舞い込んで、文字通り命を削って社会に貢献しておりました。

どうやら今回の大雪は「30豪雪」と呼ばれ、災害扱いとなっているようです。こういう災害時のような緊急事態の時って、人として、会社としての在り方がかなーり表面化するように思われます。

24時間態勢で除雪している方々に対して心から感謝を表す人、かたや夜中までうるさいとか作業が遅いとか文句を言う人。お年寄りや身体が弱くて自力で何も出来ない人を進んで助ける人、見て見ぬ振りする人、人助けを他人に強要する人。雪ひどいから納品遅れても仕方ないねって言ってくれる業者や、何が何でも今日中に持ってこいと主張する業者などなど。

世間一般では美しくないような対応をしている人達にも、きっと何かしら守るものだったり果たさなければいけない責任があるのでしょう。それはそれで仕方ないことだし、決して埋まらない溝というのは存在するでしょうし、誰もが満足度100%達成している社会ってのはほぼ実現不可能でしょう。

けど社会としては、その中で折り合いつけていかないといけないし、バランスをとっていくことが大事なんじゃないかなぁと思う次第です。一個人としても、自分が果たさなくちゃいけない責任は何かとか、自分が人としてどう在りたいかっていうビジョンってやつを持っていれば、そういう時に自分がどうしたいかってのが常に分かってるから混乱することもないと思います。

例えば自分は困っている人全員を助けたいって思ってるならそれこそ寝ずに色んなことを犠牲にして救助活動に精を出すだろうし、まず自分の安全を確保し責任を果たした上で出来ることだけやるってスタンスなら、誰かが雪道でハマってたとして、自分は仕事帰りで何もすることなかったら助けるだろうし今すぐ家に帰らなくてはいけない状況だったらその場を通り過ぎますよね。

傍観者気取りですかって感じかもしれませんが、何となく人の本質を見れたような出来事でした。

ちなみに家の前の道路ですが、除雪車が右側の道路の途中に雪を固めて放置していったため左側に出て行くしかありません。これは大事の前の小事ってやつでしょうか。僕の家の区域はギリギリで小事に認定されたようです。これが福井市のやり方か。南無阿弥陀仏。




コメントを残す